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そうは思ったけど、どうする事も出来なくて……前の時と同じく、自分の舌を奥に避難させた。
すると、やっぱり同じ様に追いかけてこられて、そろりと舐められた。
「……んぅっ……んんっ……」
触れられた熱さに、身体がビクッと揺れてしまい、思わず瀬戸君の服をギュッと掴んで、この後の衝撃に耐えれるように、身構えた。
けれど……想像した事は起きず、
「……わっ、悪かった。ここまでするつもりじゃ……」
瀬戸君の舌と身体が離れて、直ぐに謝られた。
「え……」
前とは違ったいきなりの展開に、僕は少しだけ呆然としてしまった。
「あー……戸波。さっきの、嫌だったか?」
暫くして、瀬戸君がゆっくりと聞いてきた。
だけど、僕はまた困ってしまう。
何て答えていいか、分からなかったから……。
だけど、嫌じゃ……無かったのかも、しれない。
「嫌じゃ……なかった、かも……」
そう思ったから、そのまま口にした。
「ホントか? 良かったぁ……」
曖昧な答えになっちゃったのに、瀬戸君はそれを聞くと満面の笑みを浮かべた。
だから、僕もそれにつられて……つい、笑ってしまった。
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