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「なぁ、ここ。
なんでこうなる?」
「それは、-----。」
「ほな、これはこうかいな?」
「違うよ。ここ、計算ミスがある。式も少し違う」
「…大丈夫か、永久。」
「あ、りぃ。大丈夫だよ。
理解力がないけど、そこまでじゃないね。」
授業中、なんども聞いてくる二人。
正直めんどくさいけど、何もしなかったら寝ちゃうし。
どちらかといえば、遥のほうが呑み込みがいい。
「なぁなぁ、これはこーゆうことか?」
「あ、正解。そうだよ。わすれないでね」
「よっしゃ!」
ようやく、氷が一問正解。
…犬っぽい。
「永久ちゃん永久ちゃん。これ自信あるねんけど…」
「遥のほうが呑み込みがいいね。正解だよ」
「あんがとさんー」
遥はもう5問目くらい。
質問も少ないから、教えやすい。
「ここまでわかったらいける気がする!」
「公式分かればいけるもんなんやなー」
質問も減って、睡魔が襲ってくる。
…やばい。寝そう。
「ぅー…寝るな寝るな…」
目をこすりながら自分に言い聞かせる。
昨日あまり寝れなかったからね…
ついにぱったりと質問がやんで、睡魔の波に飲み込まれていく。
あ。もう寝ちゃうや。
「…おやすみぃ…」
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