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歌の8。つうべった
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つうべった(私が突き飛ばした)
「ねえ!君、犬飼小学校の子だよね?今回の事件について聞いて良いかな?」
「鬼梨先生ってどんな先生だった?」
犬飼市では連日のようにマスコミが押し寄せ
質問攻めにする
そして被害者にインタビューをしようと小学校の回りを彷徨く
「皆さん。現在事件報道を受けたくさんの見知らぬ人がいます。マスコミはもちろん、中には不審者もいます。しばらくは集団登下校で。遊びに行くのも控えてください」
緊急朝礼で校長も注意を促し
鳥井村の子供達は鳥川邸で過ごすこととなった
「わはぁー!祭りみてー!」
幼い和臣は楽しそうにはしゃぐ
「遊びじゃないんだぞ!」
夏輝に叱られるも
「良いじゃん夏兄。俺達も皆と居られて嬉しい」
剛志が笑いかけ
皆で遊んでいると
「もう一人遊んで欲しい子が居るんだけど」
宗巳が見知らぬ子供を連れてきた
「誰?」
「元弥君。うちのお客さんお父さん達が父さんと話しているからその間だけあそんでやって」
「おおー!俺と同い年?」
「みたいだね。元弥君も遊ぼう」
誠史がにっこりと笑うと
「うん!」
元弥も笑顔を見せる
「誠史は面倒見が良いな」
「ああ。あいつは良い子だ」
優しい眼差しで見つめる夏輝に宗巳が笑う
「和臣もあいつの弟みたいだな」
「取り替えたい」
「おいおい…」
「元弥。帰るわよ」
母親らしき女性が元弥を呼ぶ
「はぁーい!」
元弥が立ち上がると
「また来いよ!」
和臣が誠史と一緒に見送る
「力になれず申し訳ない。お気をつけて」
重蔵も見送り
去っていく
「では俺も親父に呼ばれているので」
夏輝も出掛けていく
「さ、家に戻ろうか」
「うん…あ!いけない!忘れ物した!」
誠史が急に思いだし
学校に向かう
「明日にしなさい!」
重蔵が引き止めるも
「今の時間なら大丈夫だから!」
誠史は一人学校に向かった
「誠史!何をやっているんだ!」
「おじさん…」
学校に向かっていた誠史を宮司が引き止める宮司
「こんなにマスコミや余所者が多い所で一人で!」
「忘れ物をして…ごめんなさい!すぐに戻ります!」
戻ろうとする誠史を捕まえ
「おしおきがひつようだな」
宮司はニヤリと笑った
「あ…ああ…」
僕は大人の言うことを聞けなかった
鳥井神社
「ごめんなさい!ごめんなさい!」
宮司によって物置部屋に連れ込まれる
「大人の言うことを聞く良い子だと思っていたのにな」
鬼が言うことを聞かないときに閉じ込める地下牢
「ごめんなさい!」
「これを着なさい」
大人用の晴れ着は
「花嫁の着物…」
「着付けくらい出来るだろう?」
重蔵の妻から教えられた
「はい」
カタカタと震えながら着物を着る
「少し大きかったな」
剛志や幸一より背が高いものの
やはり大人のサイズは大きく
肩がずれていた
「座りなさい」
膝の上に座らせる
「ごめんなさい。許して…」
井戸に放り込まれる恐怖で青ざめたままの誠史
「井戸に放り込まれるのは嫌だ!」
「だったら言うことを聞きなさい。良いね!」
強い口調に
「はい!はい!」
泣きながら返事をする
「良い子だ」
「ぎしっ!ぎしひひひっ!」
ぐちゅっ
ぐりっ
「あうっ!痛い!ああっ!」
着物の裾を捲り上げ
アヌスに指をねじ込む
「ひううっ!」
「我慢しなさい。これは罰なんだ。それにもう夏輝も経験している」
「夏兄も?」
「そうだ。お前も大人の仲間入りだ」
アヌスに押し付けられたペニス
「鬼島君にしたことと同じことをするの?」
痛いと泣き叫んでいた鬼島
気持ち良さそうに声を上げていた
「ああ。すぐに良くなる」
ずっ
「ひぐぅうっ!」
狭い中を抉じ開けるように押し開くペニス
「お前の中は狭くてあったかいな」
プチッ
「ぎゃうっ!」
中で何かが切れる音がし
結合部がじわりと滑る
「ああ、そうだ。お前は処女だったな」
優しくキスをし
腰を揺らす
「ひああああっ!ああーっ!」
ピンク色の着物が一部赤く染まる
「あううっ!ああっ!」
「すぐに良くなるからな」
痛い
痛い
宮司にしがみつき
ひたすら痛みに耐える
「あっ!いや…いや」
揺さぶられる度に涙が溢れる
「助けて…ナツ…にぃ…」
「くっ!」
ごぷっ
「あああーっ!」
体内の傷に染みる生暖かい液体
「はあ…これでお前も大人だ」
ぬちゃ
「ひんん」
泣きじゃくる誠史を慰めるように頭を撫でる
「良い子だ誠史」
「僕…良い子?」
「ああ」
ぽってりと腫れたアヌスに冷たいタオルを当てる
「よく頑張ったな。偉かったぞ」
「うん!」
嬉しそうに頷き
頭を上げた誠史の目に写った鏡の中の着物
「可愛い。詩織に着せたい」
華やかなピンクの花柄
蝶のアクセントも愛らしく
「詩織に似合いそう」
「そうだな。でもお前も可愛い…」
「親父!あんた…」
ふと風が顔に当たり
見上げると厳しい顔をした夏輝
「夏兄」
「誠史!」
下半身を赤く染めた着物を着たままの誠史に駆け寄る
「あんた…誠史に!」
「言う事を聞かなかったからお仕置きをしただけだ。それよりどうした?」
「重蔵さんの家に来ていたお客さんが心中をした。村の人も集まっている」
「分かった。誠史は体を洗って鳥川邸に連れていっておいてくれ」
「………」
自分を睨みつける息子をおき
宮司は去って行った
「夏兄?僕はまた悪い子になった?」
強張った表情のままの夏輝に泣きそうな顔で誠史が夏輝を見つめる
「いや。お前は良い子だ」
アヌスの裂け具合を調べ
くちゅ
「ひゃんっ!」
指を入れる
「辛いか?」
優しく解すようにアヌスをマッサージする
「だい…じょぶ…夏兄。僕はもう大人だから」
にっこりと笑う
「それに僕も夏兄が好きだよ」
「それは好きの意味が違う」
悲しそうに笑い
「あはああっ!夏兄!」
誠史を犯した
「誠史!遅かったな!心配したぞ!」
「すみません。親父に叱られてうちで泣いていました」
着物を着替え
体をきれいに洗った後
鳥川邸に二人で戻った
「誠ちゃん!心配したわよ!」
重蔵の妻も心配そうに出迎える
「ごめんなさい」
「宮司にさんざん絞られたな」
元気のない誠史に重蔵が笑う
「私達は怒っている訳じゃないのよ。ただ誠ちゃんを心配してるの」
優しくなだめる重蔵の妻に
「ごめんなさい」
ただ謝った
「何大人で誠史をいじめてんだ?」
携帯を持った宗巳が意地の悪い笑顔を見せる
「まあ人聞きの悪い!」
「母さんを鬼みたいに言うんじゃない!」
「それより幸一から電話」
「どっち?」
「カラスの方」
「もしもし?」
「あっ!誠史!ニュース見た!あの人優しそうだったのにお前は大丈夫?」
「うん。幸と剛志が被害にあったけど、剛志がやっつけた。幸一は?」
「俺は何もされてない。幸一と喧嘩した事は叱られた。殴ったらダメだって」
「うん」
「この間はごめんな。父さんに凄く叱られてメールも電話も禁止されていたんだ」
「あんなに優しいおじさんが?」
「ああ見えて怒ると怖いんだ」
「そうなんだ。あ!僕詩織と付き合うことになった」
「そっか!しぃちゃんならしっかりしてるから安心だな!」
「何だよそれ!僕だってしっかりしてるよ!来年は中学生だし!」
「あはは!ボケッとして転んでたくせに!」
「うっさいよ!それよりまた遊びに来なよ。皆待ってる」
「うん。ありがと。それと皆にもごめんて伝えておいて。でも幸には伝えないで」
「あはは!」
「幸一は何と?あの子は大丈夫だったのか?」
「あいつは大丈夫だった。電話はこの間の事で謝りたいってさ。でも幸には謝りたくないらしいから誠史に代わった」
「あの子も剛志が好きだったからな可哀想に」
「仕方無いさ。剛志は幸が好きだし」
「その事で重蔵さん。新たな問題が起きました。うちの親父が…いや、狸が…」
「…っ!」
夏輝の報告を受け重蔵が目を見開き
ブルブルと震える
「誠史は自分が悪いことをしたと自分を追い詰めていました」
「あいつが悪い訳じゃないだろ!鬼島とか言うガキといい!あいつが何をしたって言うんだ!」
宗巳が憤慨し夏輝の着物を握りしめる
「落ち着け宗巳」
どしりと重い声
「夏輝。宮司になり代わった狸は始末する。お前が宮司となるまでの間は犬飼神社の宮司に代役を頼もう」
「はい」
それから数日後
鳥井神社の宮司は犬飼神社の石段から転げ落ち
首の骨を折って死亡した
偶然居合わせた目撃者によると
石段を降りようとして足を踏み外したとの事
警察は目撃者の証言や事件性のないことから
事故と断定した
「どんくさい宮司がつうべった?」
「いいや。突き飛ばされた」
突き飛ばしたのはだあれ?
続く
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