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終わりの始まり
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明日からの学校が憂鬱で仕方ない。
美希に会いたくはないし、こんなテンションのまま学校へ行ったら泣きそうだと悟った。
学校を休みたい...ただそれしか頭になかった。
明日は仮病をして学校を休むことにした。
1週間後...
俺は怖くてずっと休み続けてしまった。転校したい。転校すればどうにかなると思った。
母に転校できないか?と相談した。
「どうして、転校なんかするの?最近、休んでたけど苛められてるの?」
心配そうに言ってくれた母は優しい。
「実は、美希と別れたんだ。」
溢れそうになる涙を堪えて言った。美希とあったことを母に話した。
「そうなのね...たしかにそれは会いづらいわね...
わかったわ。転校しましょう。お父さんが帰ってきたらお父さんに言ってみるわね。」
母は転校することにOKしてくれた。
ほっとした。もう、美希に会うこともない。やっと忘れられる。違う場所で新しい人生がスタートできると思った。
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