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電話
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その日は台風がすぐ近くまで接近していた日だった。
お金持ち学校なだけある為、強化ガラスが付けられており窓がガタガタすることも無く、いつも通り部屋は静かなままだった。
[寮で各自待機するように。食べ物等は1階のフロアにあります。なるべく外に出ないように]
一斉配信されたメールを見ながらはあ、と溜息をついていた。
優人
「台風とか…」
その時、ピロリンとケータイの着信音が鳴った。
見た事の無い電話番号が表示されていた。
優人
「…もしもし……」
「あんた出るの遅い!!」
電話の主はどこかで聞いた事のある声だった。
優人
「誰…?」
遥
「はあ??あんた、もお僕の事忘れたの?僕だよ!は る か!!」
優人
「ああ、会長さんの『元』カノの……」
遥
「あんた今なんで『元』強調したのよ」
優人
「前の恨みですかね…。まあ特に理由はありませんけど」
遥
「ないのかよ……」
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