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『とりあえず、春川、腹痛どんな感じ?だいぶ、良くなったか?』
「うん。良くなったよ……あ、これ、加賀くん入れてくれたの?」
俺の制服のポケットにはカイロが入っていた。
『ああ、そうそう。腹痛ならお腹冷やしたら、駄目だろ?温かったか?』
「うん、ありがとう…」
『よし!!じゃ~〜〜〜〜帰るか!!』
あ、、
帰、る、、、
そっか、そうだよね
帰るって、家に帰らなきゃ、なんだよね。
『…………え?!ちょ、おい!待て待て待て!!!
なんで泣いてるんだよ!なに!まだ腹痛いか?帰るの、そんなに嫌なのか!?』
そうだ。
俺、帰るのがこんなにも嫌なんだ。
だって
帰るってことは、
そしたら俺は、また独りぼっちなんでしょう?
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