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自分の家に着くなりベッドへ飛び込んだ。
体が震える…
直接何かをされた訳では無い。それでも、、、
「怖い…」
小学生の頃、僕はあの場所で暮らしていた。
あの場所に行ったことによって僕の『くせ』が出てしまう。
不安を感じた時、無性に人恋しくなる。愛しい人に会いたくなる。
触れたい。触れてほしい。
僕の中の汚い欲求が溢れ出してくる。
溢れ出た生々しい感情を抑えきれなくなり、僕は半分、無意識のうちに携帯を取り出し呼び出す。
愛しい人…緋絽を…。
コール音が鳴るや否や、緋絽が電話に出る。
「夢希、どうした?吉村さんの所に居るんじゃなかったのか?」
「………。」
「夢希…?」
「……会いたい。」
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