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退院(夏希)
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「あ、お父さんおかえりなさい!!」
「あぁーー!!湊くん!!
いつも夏希がお世話になってます」
「いえいえ、こちらこそ
いつも夏希のお世話させて頂いてます」
「「「ははははははははは」」」
いや、まって!!!3人揃って笑わないで!!
オレが意識なかった間に一体何があったんだ?!
仲良くなりすぎだろ?!
「あぁ、湊くん。そういえば、この前言ったこと
忘れてないかい?」
なに、これ以上に何があるの…
「あぁ!すっかり!」
と、母さんに向き直ると
「美波さんに……」
と、父さんに向き直って
「陽介さん!!!」
「いや、なんでそうなったの?!」
「なんでだ?仲よさ気でいいじゃないか!
夏希もニックネームとかで呼ばないか?」
むっとした顔をして
「父さんと母さんっ!!!」
すると
「かわいーーーーっっっ♡♡」
と湊に抱きつかれる。
「もう、ちょっと離してっ」
と肩を押してやると、背中に回していた手を下にずらして
腰辺りに手を回して、まっすぐ見つめてくる。
「な、なに?」
「んー?キスしたいなぁって。
ほら、おあずけ長かったし?」
「いや、そういう問題じゃな…んぅ?!」
って、またキスされる。
軽いやつだと思ったのに、湊は舌を入れてこようとする。
させてたまるかと、口を閉じると
口を甘噛みされる。
「ちょっ……んんっ」
口を開いたのが運のつき。
湊の舌が入ってくる………。
―ちゅ……くちゅくちゅちゅ…
あ、ヤバい。頭が真っ白になってきた。
薄っすら目を開けると、湊が珍しく鋭い目つきで
心臓の動きが早くなる…
―カクンっ
「っと…」
「ん、はぁ……はぁ」
オレが倒れそうになったのを、しっかり湊が支えてくれる。
その体制のまま、湊を見上げると
『満足しました』って顔をしていた。
「夏希、気持よかった?
ソファまで運んだげるから、ちょっと寝てたら?
疲れたでしょ?」
疲れたことに変わりはないから、素直に頷いて
湊にソファに運んでもらった。
もちろん。お姫様だっこだった。
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