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《再会》15
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「アキラ?」
「……」
みずきには謝らないと…ちゃんと話して、みずきを騙していたんだから…
急に黙ってしまったアキラを心配するみずき。
アキラはニコッと微笑んで…
「はい、入れる?座って休んでな…」
みずきを招き入れる。
アキラの笑顔にドキドキしながら、部屋に入る。
「あぁ…久しぶり」
飛びついてくる犬たちを撫でてゆっくりソファに座るみずき。
「みずき、オレはお前に全部話すよ」
アキラはすっとみずきの横に座って話し出す。
「え?」
「今回の一連のこと、おまえは何も悪くない、それを証明するから」
正直に全て話す。
「?」
何のことか分からず首を傾げるみずき。
「オレたちが別れる前、記憶が飛んだりおかしい状態が続いたろ?オレを殴ったとかも、あれ、全部暗示によるものだったんだ」
「暗示…?」
いきなりそんな事を言われても理解しかねる。
「ヒーリングクリニック、連れて行ったの覚えてるだろ?」
「あぁ」
たしかにアキラが紹介してくれて行った場所だ。
「あれ、お前を暗示にかけるために連れて行ったんだ」
「え…?」
「お前のオレに対しての恋愛感情を忘れさせるため」
「……」
実感がない話にすぐには理解することができない。
「フミヒコが持ちかけてきた話だった」
「フミヒコが!?」
その言葉には反応するみずき。
アイツなら何でもしかねないから…
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