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《繋がらぬ道》4
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そっとドアを開けてみるが、
当然誰もいない、するとリッツとメアリーは通路にでて…
一瞬エレベーターの方に行こうとするが…
すぐ反対側に駆け出す。
「リッツ?」
リッツとメアリーは通路の端に止まって何かを匂っている。
「ん?どうした?」
不審に思って近づくアキラ。
そこに落ちていたものは…
「ッ!…これ、」
アキラは目を疑う。
「みずきの…」
そこには指輪がひとつ落ちていた。
名前が彫られているので間違いない、自分とお揃いで、みずきがクリスマスに贈ってくれた片割れ…
みずきの指輪。
「…なんで?」
軽く混乱するアキラ。
みずきが来たのか?ここに?
声が聞こえた気がしたけれど…
別れてから約1ヶ月…何の音沙汰もなかったのに。
まさか指輪を捨てに?
こんなの持ってたら新しい恋も出来ないだろうから、処分するために…
でもわざわざそんな為に来たりしないはずだし、以前に来て落としていたら清掃員にも見つかっているはずで、犬たちも気づくはず…
やっぱりあの声はみずき?
みずきがきた?
なぜ…?
フミヒコと何か?
いろいろ考えて混乱するアキラだが…
みずき…いるなら…
会いたいな。
ふと心に過ぎる想い。
フミヒコのもとへ来てから、通院以外はフミヒコとフミヒコの使用人としか会わない生活をさせられている。
外では常にフミヒコか使用人に見張られた状態。
会いになんかいけなかった。
でも、今更…
会ったとしてもみずきはオレとのこと忘れようとしてるんだから迷惑になるだけだよな…
そう思って、
アキラは指輪を握りしめ。
もし、来ているのだとしても…会いにはいけない。
と思い直すのだった。
【繋がらぬ道】終わり【逃れられぬ罠】へ続く。
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ここまでお付き合いありがとうございます^ ^
更新お待たせしてしまい申し訳ないですm(__)m
物語の雲行きは怪しいですが、勇気のある方はこの先もお付き合いいただけたら嬉しいです^ ^
明日1/13はアキラの誕生日なので、何もできないけど更新頑張ります(^^;2話…出来たら3話…新章《逃れられぬ罠》を更新しますね!
アレな感じなので苦手な方は《逃れられぬ罠》は飛ばしても大丈夫ですよ(^◇^;)
ありがとうございます(o^^o)
悠希乃諒。
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