アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
4
-
「すみません、迷惑かけちゃって……」
「ううん、詳しく話せて本当によかったよ。何も知らないのも怖いからね」
電話を切ってすぐに謝ったけれど、遼さんは笑顔でそう言ってくれた。
「ところで先生には凄く打ち解けた感じで話すんだね、なんていうかお友達みたいな。なんだか羨ましいなぁ、先生」
え、先生"が"羨ましいのかな……。
「い、いや……若い先生で何かとしてくれている人なので…………。その、慣れといいますか…」
なんて答えるべきかわからず、つい流れでそんなことを言ってしまったけれど……。
「じゃあ俺にも慣れたらあぁいう話し方してくれる?」
「……えっ、いや、それは…ちょ、うわっ!?」
それはちょっと、と言おうとした時。ポンッと後ろに押されて、そのままベッドに沈み込んだ。固く閉じていた目をゆっくり開けると、遼さんの顔が目の前にあった。
「……ど、どうしたんですか?」
慌てて起き上がろうとしたけれど、遼さんの手が肩を押さえつける。少し、痛い。
「妬いちゃうなぁ、俺。律君可愛いから……先生にもそういう目で見られてるかもしれないしね、さっきの言葉聞いたら先生が特別みたいに聞こえてなんか体が勝手に動いちゃったよ」
怯える僕の目に、いつもより暗い笑顔をした遼さんが映る。
そのまま遼さんは黙ってしまって。
少し落ち着いた僕は、ゆっくり口を開いた。
「……するんですか…?そういうこと」
静かに見つめ返せば、遼さんは少し驚いた顔をして立ち上がった。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
25 / 281