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予期せぬ二人からの言葉に驚き顔を上げると、二人はキラキラした笑顔でこちらを見ている。
「楓ってそんな顔してたんだな。もしかして整形した? 昨日と違う気が……」
「いや……成田。眼鏡も直すお金がない僕が、整形すると思う?」
「本当に成田は馬鹿ね。私は何となく分かっていたわよ! 前からお肌は白くて綺麗だし、眼鏡をかけていても大きな目だなあって思ってたんだ。でも一年生の時からほとんど目を合わせて話してくれなかったから、成田が気づかないのも分かるわね」
綺麗なものと可愛いものが大好きな楓は、未だにその言葉を自分に向けられていることが信じられずぼんやりとした顔で聞いてしまった。
「僕って……可愛いの? 本当? どのくらい?」
「あははは! 楓君ってそういうところがド天然だよね。でもそこを含めて可愛いよ! んー……どのくらい。その辺の女子より可愛いんじゃないかな。ねえ、成田」
「いやーまじでびっくりしたよ。こまゆよりは可愛いんじゃね?」
いじわるそうに笑う成田に繭も「否めない」と頷いていると、また楓が真顔でド天然っぷりを発揮した。
「こまゆちゃんは可愛いよ! 今日のロリータ服も似合ってるし、女の子は『女の子』ってだけで可愛い生き物なんだよ!」
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