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☆二輪挿し(甘々Ver.)続編 (キヨ+フジ)✕ヒラ
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主が優柔不断なためヒラにどっちと付き合わせたら良いか決めかねてしまっていたのでフジヒラ、キヨヒラ、3人の3パターン書くことにしました。こんな優柔不断な奴を許して下さい…こちらは3人のVer.ですのでよろしければ進んで下さい!
――――――――――――――――――――――――
はい、どうもーヒラでーす!
皆覚えてるかなぁ?俺の初めてが奪われてしまったあの時の話を…はぁ…童貞非処女か…
いや!そんなことは置いといて!結局あの時はどっちと付き合うか考えてなかったんだよね。まぁ、今もなんだけど…
結局あの時から今まで何も変わらずあんな関係が続いてる。3人で遊びに行ったりもするし、キヨとフジが好きって言ってくるのも日常茶飯事になっていたりする。そして、たまに本当にたまーにヤったりもする…何かこんな報告恥ずかしいな…/////
照れてる場合じゃなくって!
そんなこんなで今を過ごしてるんだけどやっぱりなんて言うか…縛ってる気がするんだよね…
キヨとフジは自分たちが好きだからって言ってくれるけど、こんな俺に魅力なんて自分で考えても見つからないし逆に俺が2人を行かないでって縛ってる様な…そんな気がするんだ。
前も同じこと考えたけどさ…あれからいっぱいいっぱい考えたんだよ?でも、やっぱりこんな思いしか浮かばなかった。
本当に俺ってダメなやつ…つくづく自分が嫌になる。
こんな自分を無条件にずっと愛して貰えるはずかない。言わなきゃ。もう来ないでって。干渉しないでって。これ以上踏み入られたら戻れなくなる。
「キヨ、フジちょっといい?」
「んー?どーした?ヒラ」
「あのね、話があって」
「どんな話?」
「もうこれ以上俺に関わるのやめてくれない?め、迷惑なんだよね。好きでもないのにいっつもベタベタして…大っ嫌いだ!!」
心にもないことを言う。分かってる。本当はこんな事言いたくない。嫌われたくなんてない。
でも、仕方が無いんだ。キヨとフジの未来の幸せを俺なんかが邪魔しちゃいけない。早く嫌われて、普通の道に戻してあげなくちゃ。
そのためには…俺が少し我慢すればいいだけの話だ。例え2人に見放されたとしても。
「…本当に?」
「本当に決まってる…でしょ、フジ。変なこと言わないでよ」
「まーたお前はそんなこと言って。どうせ俺は邪魔だーとか俺とフジの未来がーとか考えてんだろ?だからそんなこと言ってんだろ?」
キヨは時々心を見透かす様なことを言う。本当に心を読まれた気がしてドキッとした。
「…違う!!俺は本当に2人が嫌いなんだ!だからもう離れてよ…どっかいってよ!」
「ばーか。嘘ついてんのバレバレ」
「そうだよ?ヒラ。俺達何年ヒラと居ると思ってんの?そんな嘘すぐに分かっちゃうよ」
「嘘じゃ…ない。俺は…だって…」
堰を切ったように涙が出てきてしまう。泣くなんて馬鹿みたいだ。自分で決めたことなのに。本当に…馬鹿みたいだ…
「俺…馬鹿だ…馬鹿なんだよ…やだなぁ、やっぱ…キヨとフジから離れたくなんかない…我儘だよね、こんなの…キヨとフジの未来を縛ってるのは俺なのに一緒に居たいとか本当に我儘で強欲だ…」
自己嫌悪が止まらない。キヨとフジの未来を考えると怖い。俺が2人の歩く道を塞いでるんじゃないかと考えると怖くてたまらないんだ。
そんなことを考えていると突然キヨの指が俺のおでこをビシッと叩く。
「いったぁ…!?な、なに!?」
「ヒラ本当馬鹿だわ」
「っ…!そ、そうだよ…俺は馬鹿で我儘で…救いようなくて…っ」
「ちげーよ!そんなことはどうでもいいんだよ!俺前言ったよな?ヒラが好きだから一緒に居るって。俺達が望んで、自分で決めてここに居るんだよ!お前が縛ってるとか…そんなことある訳ねーだろ!な、フジ」
「当たり前だよ!ヒラは俺達を縛ってるって言うけどむしろ逆だと思ってるからね!?俺達がヒラを好きだって言って縛っちゃってるって思ってるし。でも、それでもヒラのことが好きなんだよ。たまらなく好きなんだ。だから縛ってるって思ってても諦められない。それくらい大好きなんだよ」
「2人とも…ありがとう…俺もね、本当は2人のことが大好き…!大大大好き!!前にどっちと付き合うとか考えた方がいいのかな?って考えたけど…俺は2人のことがどっちも大好きなの!決められないくらいどっちも好き!」
本音をぶつけてしまった。2人があまりにも優しい言葉をかけてくれるものだから本音が止まらない。
そうだよ、好きなんだ。嫌いになるなんてありえない。だって俺は2人と居ると常にドキドキして…意識しちゃって…ああ、もう!好きなんだよ!本当に!
「おっ…おお…/////なんか照れるな…!」
「ねっ…なんか照れるよね…/////」
「2人がいつも俺に言ってることだからね!俺は2人のことが好き…どっちか選ぶなんて出来ない…2人とずっと一緒に居たい。それじゃダメ…かな?」
「ううん、ダメじゃない!ヒラがそれでいいなら俺もそれでいい!ヒラの幸せが俺の幸せだからね!ヒラが俺を好きって言ってくれるだけで俺はもう充分に幸せだよ!」
「まー、フジが居るってことは癪に障るけど?まぁ?ヒラが幸せなら許してやらんこともない。ヒラに感謝しろよ、フジ」
「ありがとうございます、ヒラ様…って俺の扱い!」
「うっせ」
「俺の扱いが雑!!」
そんな2人のやり取りを見ていると思わず笑が零れる。ワイワイとした和やかな雰囲気に包まれてここに居れるだけで幸せだと感じられる。あぁ、俺は本当にこの2人が大好きなんだと思わせられる。
「2人とも…これからもよろしくね!」
「当たり前だろ!」
「もちろんだよ!」
笑顔で返してくれるその優しさに包まれて俺は今日も生きています。
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