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☆キヨヒラ 風邪ひいてるのに
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「あー…これはやばいやつだ…」
どうもー、ヒラでーす。久しぶりに風邪をひいちゃいました。しんどい真っ只中です。
もうなんか、視界ゆらゆらしてるしそもそも起き上がれないから何も出来ない!何で風邪ひいたかなぁ…
あっ、分かった。絶対あれだ。あの時のキヨのせいだ。聞いてよ、この前お風呂上がりにキヨが抱き着いて来たから髪も乾かしてないし、離してって言ったらヤダって…言って…そのまま…/////っあー!やっぱ今の無し!無しー!
…まぁ色々ありまして!あの時に絶対風邪ひいたわ。てことは、キヨのせいってことだ、うん。治ったら怒りに行こっと。
ガチャ
「え、玄関…開いた?」
玄関開いた!?鍵、鍵は!?閉めてたような気がするんだけど…やばい、泥棒?これ漫画とかで殺されるやつじゃん!まだ、死にたくない!
「死にたくなーい!!」
「ヒラ…何してんの?」
案の定ドアが開いて見えた顔はよく見知った顔のキヨだったわけだけど。
「キヨ…!びっくりしたぁ…脅かさないでよ…」
「こっちがなwてか、死にたくなーい!ってw元気なの?w」
「元気じゃない!泥棒かと思ったの!」
そう言えば合鍵渡してたんだった…うわ、恥ずかしい/////
「いや、ヒラ顔赤っ!風邪ってやばいんだな」
「誰のせいだと…」
「えっ!俺なんかしたっけ?」
「しました!もう、怒るのもしんどいんだけど…用がないなら帰って…」
「ごめん、ごめん!心配で来たんだからもうちょっと居させてくれよ!薬飲んだか?体調は?」
「体調悪すぎて起き上がれなくて薬飲めてない…」
「水は?」
「だから起き上がれないんだってば!」
起き上がれないんだから水取りに行けないよ。
「ふーん…」
ふーんって…こっちは死にかけなんです!
「じゃあ飲ませてやるよ」
キヨは持ってたビニール袋からペットボトルを1本取り出した。
「は!?いやいやいや、いいって!本当そういう…の…っ」
やばい、しんどいのに声出したから余計に…
「ほらー。絶対1人じゃ飲めないって。ほら、口開けて。大丈夫、痛くしないから」
「痛くしないの当たり前でしょ…」
胡散臭い…でも水分は大事って言うし…背に腹はかえられない、か…
「…あ」
「ん」
ってなんでキヨは口に水含んでんの?で、なんでこっちに近付いて来てんの?あ、飲ませてやるってそう言うこと?今何気にピンチ!?
「んっ!んー!」
キヨは開けた口にキスをして来た。こんなことしなくてもペットボトルとかストローとかあったでしょ…
口を塞いでるから無理やり喉を水が通って噎せそうになる。
「っは…も、いいから…/////水飲んだし…/////」
「まだ、足りない」
更に舌を口内にねじ込んで来る。
「ん…あぅ…/////ふ…っ、ん…/////」
口を離すと糸が引いていた。それが無性に羞恥心を煽った。
「ヒラ…」
「な、に…?」
まさか、まさか続きするの?風邪でしんどいっていうのに?
でも、キヨなら…何となく良いかなって思えちゃう…
「キヨ…僕…」
「俺帰るわ!しんどい時に訪ねてごめんな!早く元気になれよー。じゃ!」
ん?今なんて?
「はぁ!?ちょっとキヨ!」
そう言うとキヨはさっさとドアから出ていってしまった。
僕は1人部屋のベッドの上でただただポカーンとしてた。
「っ…なんなんだよ!あいつは!もー!大っ嫌い!」
キスだけして後はお預けってこと!?こんなに期待させといて?!信じられない!
「早く治してこの落とし前はきっちり付けて貰うから!覚悟しろよ!」
これもヒラとイチャイチャするための作戦の一部だったってことをヒラが知るのはもう少し後のお話。
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