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着いた先は、大型ショッピングモール。
沢山人がいるし、菌を貰っては大変だといつもはとわのために遠慮していた場所であるが、
今日は大丈夫。
悠くんもまだ他人が怖いこともあるようだけど、俺がいるから…な?
「悠くん、起きて。着いたよ」
「はる兄?どこ、ここ?」
ちゃんと呼び方も『はる兄』に戻ってる。
本当、薬の力って凄い。
「ショッピングモール。もうすぐお前の誕生日だろ?プレゼント買ってやるよ」
「本当!やったぁ」
悠くんの喜びよう。
なんかお年玉でも貰いにいくみたい。
まぁプレゼントだから一緒のようなものか…
「何か欲しいものはあるか?それとも中に入って決める?」
「あのね、はる兄とお揃いのものがいい。アクセサリーとかさ」
お揃いって…
しかもアクセサリーってことはずっと身につけたいんだよな。
本当、可愛いすぎ。
「わかった。じゃあピアスとかどうだ?まぁ中に入って決めような」
「うん!本当にありがとう」
当たり前のように手を繋いで、店の中に入る。
周りのやつらの視線が気になるが、悠くんはウキウキして、
気にもとめてないというか、気づいてすらない様子。
手を繋ぐのがいけないのか?
それとも中学生が出歩くような時間じゃないと?
別にお前らに関係ないだろ?
俺らは楽しいんだから…な?悠くん。
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