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悪夢
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ーとわ
「触らないで…」
僕がそう呟いた瞬間、お母さんは悪魔みたいな顔になった。
笑ってるのに怒ってて…
僕は謝ったのに、
何度も何度も『ごめんなさい』って…
それでもお母さんは僕を叩くの。
叩くのに飽きたら煙草の火を僕に押し付けて…
痛いの。
熱いの。
怖いの。
その時ぎゅうって胸が締めつけられて、息が苦しくなった。
そしたら終わり。
お母さんは僕にカプセルみたいな薬を突っ込んで、舌打ちする。
息は楽になったけど、目が閉じてきた。
あぁ、寝てしまう。
寝てしまえばなにされるか分からない。
怖い。怖い。
暗闇が怖い。
それでも、僕の意思とは関係なく瞼は落ちてくる。
怖い。怖い。
お母さんが怖い。
お兄ちゃん助けてよ。お兄ちゃん…
大好きなお兄ちゃん…
お願い。助けて。
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