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「おい、」
モブ達に近寄りすぐ真ん前を顔スレスレに強化した腕で振るった拳が壁にめり込む
「 」
「噂に踊らされるのは構わないけど聞いていて不愉快だ…それ以上語るなら食いちぎってやるぞ」
パクパク口を明け閉めするだけのモブの部下らしき部外者は冷めた物言いにギラギラさせた目の彼に震え上がるなりながら脱兎のごとく逃げていった
「…。」
パラパラコンクリートの破片が落ちる強化した腕を戻しながら不機嫌露な猛獣様はその足で軽やかに歩き出す
あんな風に話すなら実態を確認すればいいのにほんとに聞いていて不愉快でしかない
「…腕…変わった」
「コワイか?」
「…怖くはない」
「…そうか。だが自分は逆にお前が怖いと思う」
「俺がこわい?」
なぜ?と此方を見る相手は素直にわからないと示す
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