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危ない第2寮-6
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「じゃあ自分でする」
不満気にぷっくりと頬を膨らませたキリは自らスイッチを入れて掃除機を作動させた。
フィーン。
「おい」
不機嫌を隠す気も毛頭ない俺の表情をものともせずキリはノズルを掴んで下半身を覆う布に押し付けた。
シューッ、シュポッ。
プシューッ。
真っ直ぐに突き立てたノズルをグリグリと捩じると掃除機のモーター音がひときわ激しくなる。
ブォーーーッ。
「はぁ、んっ」
ギュッと目を閉じたキリは首を仰け反らせて天井を仰ぐ。
ゴクリ。
扇情的なその姿を見ていると望夢が自分で自身を慰めている所を連想して胸が高鳴る。
ブォーンッ、ブォーンッ。
目を閉じるとキリの姿が望夢に置き換わって煽るように見上げてくる。
「隙ありっ!!」
「!?」
シュゴーッ。
「うわっ!!」
いきなりノズルを向けられて、咄嗟の事で避けられず作務衣の裾がスポッと吸い込まれた。
生地を引き摺るように下へと移動した吸い口は、脳内で想像した望夢の痴態で固くなった下半身を捉えた。
ズォーッ。
このまま……。
快楽に流されてしまえと煽動する悪魔の囁きに理性がぐらつく。
シュウィーンッ、シュウィーンッ。
薄手の作務衣越しに伝わってくる快感に足元がおぼつかなくなる。
駄目だ、ここで負けたら望夢に会わせる顔がない。
流されそうになる理性を鷲掴みにして引き戻す。
ズポッ。
作務衣に食らいついていた筒を掴んでキリの方へ押しやった。
「俺をからかうのもいい加減にしてくれ」
「それ、前にも聞いた」
そうだったか。
よく覚えているな、そんな昔のこと。
「俺は本気だよ」
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