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実家へ 2
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僕は今、お城みたいなお家の大きなお部屋でグレンのお兄さんと向き合っている。
グレンさんの両親はまだ帰ってなくて、もう少しで帰って来るらしい。
「久しぶりに実家に帰ってきたと思ったら使用人なんて連れてきて、話とは一体何なんだ。」
僕の正面に座っていたお兄さんが低い声で言う。
いつも怒っているみたいに喋るお兄さんは少し苦手だ。
「彼は使用人ではありません、お兄さん。今日は彼の事でお話に来ました。」
重い空気に息が詰まる。
グレンの言葉に余計に部屋の緊張感が増した。
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