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暖かい人
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静かに開く扉に僕は身構える。
誰?
もしかしてママが迎えにきたの?
ママは僕を見て何と言うだろう。
きっと僕から毛布を取り上げて高い声で僕を叱りぶつのだろう。
そうしたらこの幸せな時間ともおさらばだ。
僕はギュッと目を瞑った。
…あれ?
想像していたママの甲高い怒りの声はいつまでたっても聞こえて来ない。
その代わり聞こえて来たのは
「目が覚めたのか」
ずっしりとした低い、優しい声。
「……え…」
目を開くとそこには見た事のない男の人が立っていた。
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