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104 山田side
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さきほどコンビニで買った大ちゃんの好きなもの
全てをテーブルの上に置き、大ちゃんの顔をほぼ見ずに家を出て行った
「...っ、う、」
家のドアにもたれ掛かると静かに流れだす涙
ずっと一緒にいたいよ、大ちゃん
当たり前のように大ちゃんの隣に寝て
当たり前のように朝、大ちゃんの笑顔を見たい
俺を抱いてる時、そんな切なそうな顔しないで...
だめだ
俺には伊野ちゃんがいるから
本当の恋人がいるんだから
俺が伊野ちゃんを選んだんだ
辛い思いさせてごめんね、大ちゃん ______
「ただいま〜...」
「おかえり、遅かったね」
時刻を見るともう12時を回っている
「ねぇ、山田」
「なあに?」
伊野ちゃんの低いトーンが聞こえる
なんとなく悪い予感がした
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