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9 山田side
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勢いよく閉めたドア。
「 ・・・ 」
正直、知念が気づいてくれた時は嬉しかった。
ちゃんと見てくれてる、って。愛されてる、って。
けどそんな知念と裏腹に、自分に自信がなかった。
知念は俺のこと気遣って言ってくれてるのに、きつくあたってしまって。
知念が必死に話し合おうとしてくれてるのに、裏切ってる。
... こんなやつ、見捨てられて当然だ。
でももし、あれが大ちゃんと知念じゃなかったら。
そうだとしても、たまたま一緒に帰ってただけなら。
それはそれで俺の勘違いってこと … だから。
謝らなければいけない。
色々考えるうちにどんどん眠くなる。
薄れる意識の中で
どうか、勘違いでありますように。
と願った。
翌日、あんなものを見るとは知らずに …
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