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「どうした?」
待っても言いづらそうにしていたから促せば、段々と口が開いていく
「陽って西先生と付き合ってる…?」
確信はあまり無い様だった。
だから俺が流せば良かったのだろうけど、ここまで話して貰ってるのに俺だけが話さないのはどうかと思い小さく頷いてしまう
「……………へえ。そっか」
思っていた反応とは違い落ち着いていた
だから、余計に気になってしまったのだ
頬杖をつきながら片方の口端を上げて俺を見つめているその顔を。
「俺、誰にも言わないから頑張ってね!」
でも、そう言った時はその表情は元に戻っていて先程の違和感も錯覚なのかと思ってしまう
「なんで…分かったんだよ…」
「昼休みの時に電話掛かってきて、その時に先生って出てたし陽と先生仲良いから…さ」
俺はそれを聞いてやっぱりと思った
嫌な予感が的中して苦笑いを浮かべる
「これから楽しくなりそうだよ」
あの表情をしながら言う秋人。
何がかは分からない俺は首を傾げる事しか出来なかった
それからは蓮の趣味や、蓮の好きな食べ物とかを教えてやった
話は以外と盛り上がり秋人も頑張ろうと燃えていた
ふと時計を見ればここに着いてから結構な時間が経っていてそろそろ帰らないといけない時間だった
「もう帰るわ!」
「ああ。悪いな、ありがとう!」
今日のこの話で俺たちの仲は深まってると良いな
なんて思いながら俺は秋人の家を出たのだった
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