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「そんな事してもお仕置きはするからな」
俺の頭上から聞こえる声に咄嗟に顔を上げると、それを待っていたかの様に両手で顔を挟む
近付いてくる顔に俺は目が離せなくなった
そうして距離がゼロになった俺は重ねられた唇に意識がいく
初めは軽い口付けを数回する程度だったのに、段々とそれは下唇を舐めたり甘噛みしたりと厭らしく、優しく、そして俺を変な気分にさせていった
「っ…せ、ん…せい!」
漏れる吐息と共に名前を呼ぶ。その瞬間に狙った様にねっとりとしたモノが俺の口内に侵入する
「…ぁ、…っん」
自分のとは思えない溢れる甘い吐息に恥ずかしさを覚える。
俺の舌を捕らえ絡ませる。舌先で歯列をなぞる度にビクつく体は正直だ
先程までの変な気分はどこかに行き、ただ必死に絡ませるしかなかった
「息しろよ」
初めての大人のキスに俺は翻弄されて息をするのを忘れていた
それに気付く先生は余裕なんだと、分かっていても少し悔しい
少し隙間を作ってくれ俺は空気を吸い込む
吸い込んだと分かれば直ぐに再開する深いキス
「ぁ……っ、ん…、」
後頭部に手を廻し、首の角度を変えながら俺の口内を犯していく。
口内だけが快感に繋がる訳じゃなかった
俺たちの水音に耳も敏感になる
俺の舌を偶に吸ったり、唾液を送り込む先生。
甘いはずがないそれでさえも錯覚してしまうほど空気に飲まれ、頭が思考を停止させる
甘い深いキスに、漏れる俺の吐息。
そして、大きく奏でる水音
こんなキス俺は知らない。
どれも俺にとっては刺激が強すぎて立っていられなくなる。
押し寄せる快感にガクッと足がバランスを崩す
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