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【終章】14
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はやる気持ちを止めることなく、瑞々しい果肉を取り出すように、大佐はスルスルとリオの浴衣の端を剥いていった。
目の前に広がる旨そうな光景に、雄の本能がこれでもかと揺さぶられる。
あらわになった胸の中心にそっと触れると、リオもまた心を震わせていることが分かった。
「たまらない......っ」
嬉しさと興奮が入り交じった感情に、息が上がりそうだ。
道徳をわきまえた紳士のフリは、とうにするつもりもない。
リオが無意識にクロスさせた両腕をできるだけ優しく取り払うと、大佐はまんまとそこに顔をうずめてしまった。
*****
「んっ……はぁん、……やっ、やっ」
僕はもう息も絶え絶えだった。
あなたのリードは力強くて雄弁で……。
少しでも足手まといにならないようにと、今までマンガで勉強してきた知識を思い出そうと精いっぱいがんばったけど、そんな余裕すらあなたはくれない。
安心して、とでも言うように大きな掌で包み込んでは惜しみない愛撫をくれるくせに、いざ敏感な部分にたどりつくと、ここぞとばかりに意地悪をする。
「リオ、今日はここ嫌なのか?」
あなたはそう言いながら僕の胸の粒を柔らかく摘まみ上げた。
それだけで身悶えするほど気持ちが良くなる身体は、反射的に呼気を荒くした。
そこでハッと我に返った僕は、ブンブンと首を横に振る。
「本当に? だけど、今にも泣きだしそうだ」
「ん、......これは、違うよっ、ぁん」
「嫌だったら無理にはしない」
そんな言葉とは裏腹に、あなたは玉を転がすように親指を遊ばせている。
僕がたまらないのを知ってるくせに、すっごく意地が悪い。
それなのにやっとの思いで瞳を見れば、あなたはすごく生き生きしていて、嬉しそうで、子供みたいに全力で楽しんでいるのが分かるから、もしかしたら間違っているのは僕の方なのかも、なんて思ってしまう。
そんな訳ないのにね。
ああ、でもこのままじゃダメだ。
僕、もう我慢できないよ......!
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