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【終章】22
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・・・・・
「はぁん……は、ぁ……ぁ」
視界が霞む。
何が何やら分からないまま、気が付けば夢中で呼吸を速める自分がいた。酸素が足りない。
さっきから信じられないほど甘い声ばかりが漏れ出ているのに、それすらもうどうでもよくなるほどに頭の中が蕩けていたのだ。
この器が自分にとって大切な部分だと知ってはいたが、これまで生きてきた経験上、お漏らしをして叱られたり、椅子の角にぶつけて悶絶したりと、あまり良い思い出がない。
それなのに、この大佐の甘やかな唇の扱いときたらどうだろう。まるでクリームでも味わうように、舌は根本から滑らかに曲線を描いて這い上がってくるではないか。
「く……ぅぅん……!」
あまりの気持ちよさに「もっと」と叫びそうになり、リオは慌てて口をつぐんだ。
自分ではどうしようもない淫らな思いに戸惑いを隠せない。しかし、いざ大佐がこちらの顔を見ようと唇を離すと、ねだるようにツイと腰を突きだしてしまうのだった。
「やれやれ、これは大変だ」
その可愛らしい仕草に、大佐はよりいっそう気持ちを燃え上がらせていた。あきれた言葉とは裏腹に、唇は慈しむようにリオの砲身を包みこむ。
やがてその先端からは、ぷっくりとした透明の蜜が現れはじめた。円熟した性戯を一身に受けた器が、幼いながらもついに開花し、準備を整えたのだ。
その頃にはリオはもう自力で立っていられないほどの快楽に身悶えていた。
「ソウッ......はァ、はァ」
どうしてだろう? 身体中が病気みたい。じっとりして、ムンムンして、熱くて、苦しい。
それなのに......。
「ソウゲツ......」
「リオ」
「すき......!」
あなたが大好き。
その言葉に大佐は汗の光る顔をほころばせた。
「リオ。あと少し、頑張れるか?」
「ん......」
真っ赤な顔をして頷くリオの額を、大佐は優しく撫でた。
柔らかなお尻を抱え上げると、そのまま布団の上に小さな身体を横たえる。
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