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成人〔4〕
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石畳の小道を抜け 再び兄の車に乗り込む。
「今日、晴れて良かったな。」
「うん。…」
和やかのなかに軟らかな張りがある。
そんな不思議な空気がむず痒く、
堪らず 流れ を変えた。
「…あ、そういえば、何でスーツ着てんの?
これから仕事?」
「 あ”? 日曜に会社行くほど俺は能無しじゃねぇよ。
…まぁ 黙って気になっとけ。行けば分かる。」
ゆっくりと、大きな箱が動き始める。
その箱を操る兄の顔には、
どこか不敵な笑みが浮かべられていた。
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