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「え…クラゲ?」
「う……っ、うぅ…、」
涙はどんどん溢れてきて亮の服にシミを作ってゆく。
すぐに後ろから指が抜かれて、何もなくなってぽっかりと開いたソコが少し寂しいなんて感じてしまう。
最悪だ…………
お尻をいじられて気持ちよくなって最終的に泣いて……俺、恥ずかしすぎる……
「ごめん…やりすぎた……」
恥ずかしくて亮にもたれかかると、ぽんぽんと背中をさすられさらに涙が溢れる。
俺はおかしいんだ。亮に触られてドキドキして気持ちよくなって、もっともっと求めそうになって。
男なのに…男同士なのに……
亮の前だと変に意識して、自分が自分じゃなくなるみたいで、亮にもっと触れたくて触れられたくて……
亮のしぐさ一つ一つにドキドキして……
俺のこの感情がなんなのか、わからない。
だけど、同性にこんな感情抱いちゃいけないということだけはわかっている。それなのにどんどん溢れてきて、どうしたらいいのかわからなくなる。
俺のこの感情は、一体何なのか。
答えを探したくても、探してはいけない。早く気づけばいいのに、気づいてはいけない。
亮との時間を重ねる度、亮と触れる度、友達ではない何かを抱こうとしてる自分が、そしてそれを探して探して探しまくって、早く伝えてしまえと叫んでる体が、怖い。亮を汚してる気分になって、辛い。
そしてそれを伝えられる訳でもなく、行き場のない感情は大粒の涙となってぼたぼたと落ちていく。
俺、どうしたらいいんだろ……
服を着終えると、ベッドのはじで体操座りになり膝に顔を埋める俺に亮は、体辛かったよな。と、タオルケットをかけてくれた。
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