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時間も遅くなって、学校から出れば外は夏だというのに少し暗くなっていた。
いつもの帰り道を2人で歩いているだけなのに、今日は亮をものすごく意識してしまっていた。
自分から亮を求めて、その恥ずかしさから拒絶するようなことをしといて、今更、触れたい…なんて、思ってしまって、俺はなんて都合が良すぎるんだと思う。
亮の左側の、少し後ろを歩いて、ふと亮を見ると、やっぱり亮はかっこいいと思う。
俺より10センチくらい高い身長で、広い肩幅なのにシュッとした体。艶のある黒い髪に、白くて綺麗な肌。
全部、持ってるものが俺と正反対で、かっこいい。
「クラゲ?」
亮に見とれていると、亮が不思議そうに振り返ってきた。
振り返った亮と目が合って、ドキン、と音がなる。
「あ……いや、なんれもな…っ、あ……」
噛んだ…………
うわ……恥ずかしい……
亮を見るとクスクスと笑っていた。
「わ、笑うなぁ……!!」
ムカついて亮の腕をついバシバシ叩いた。
「な…っ!いってぇよ!バカ!おい……」
……あ
亮が俺を止めようと腕を掴んで、じゃれあったその弾みで、その瞬間お互いの顔が近づいた。
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