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最悪の文化祭
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「楽しかったねー!」
3人で色んなクラスをまわって充実した時間を過ごせた。
夕方になると、どのクラスも出し物の片付けをし始め後夜祭の準備を始めた。
「俺達もクラス戻ろう!」
「あ……ねぇ、海月……」
クラスに戻ろうと歩き出した瞬間、時雨にぐっと腕を掴まれた。
「後夜祭の花火、俺…海月と見たい。」
「…え?」
その時、電話が鳴った。
「あ、ごめん、俺だ……」
「あ…うん」
時雨に申し訳なく思いつつもポケットからスマホを取り出すと、表示されていたのは
'' 亮 ''
その名前にどきりと心臓が喚いて、なんとなく怖くて、おそるおそる電話に出た。
「も、もしもし……」
「あっ、佐藤くんよね?朝香!亮ちゃんが大変なの!今すぐ裏庭に来て!!」
「え?大変って…?えと…、今から向かいます…!!」
電話の向こうが朝香さんでびっくりしたしモヤモヤしたけど、そんなことより、亮が大変…って…とにかく今すぐ行かなきゃ!!
「ごめん時雨!ちょっと用事できた!」
「え…海月?!」
時雨には本当に申し訳ないけど、すぐに走り出した。
大変な事って……、なんだろ、倒れたとか?
急がなきゃ!!!
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