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「乙女心は複雑?知らねぇよそんなこと。俺の学校は男子校で、女と付き合ったことなんて一度もないんだからな」
「あ、そうなんだ?じゃあ男とは?」
「……あるわけ無いだろ」
思わず、蜜流が出てきてしまった。
蜜流とは、付き合っていない。
大丈夫だ。
なにが。
「じゃあ、付き合うつもりは無い?」
「は?誰とだよ」
コクハは俺の目の前まで迫っていた。
「誰って…俺」
「……はぁ?お前頭どっか可笑しいんじゃねぇか?」
「付き合えばいいんじゃねぇの?」
アロクが黙っていた口を開いた。
しかも、とんでも無いことを言い出した。
「コクハと牙刃が付き合えば、色々楽しそうだしな」
「コクハと付き合えるか!見た目は俺の弟なんだぞ!?」
「それがどうした?見た目と中身は全く違うだろ」
こいつ、全然引く気配ないな。
俺とコクハをなんとしてもくっ付けたいのか。
「アロク、ムツルが自分のになると思ってんのか?」
「なっ」
図星かよ。
「ムツル、起きろ!露天に行くぞ!」
俺は寝ているムツルの腕を引き、赤風呂露天に連れて行った。
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