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雨と群青と月 その2
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梶原Side
ちょっと笑っただけなのに。
いや、正直うっかりめっちゃ笑ってしまった。
ばつの悪そうな顔を覗かせていた川本が妙にかわいくて、込み上げる笑いをなんとか抑えようと頬の内側を噛んでも治まらなくて。
気付けば凶悪な顔をした川本が俺を見下ろして微笑んでいた。
あ、ヤバイ。
「か、川本くん、」
「ゴメンな梶原。先謝っとくわ。」
「な、に、急に・・・。」
怖いねんけど・・・。
「俺な。」
「え?うん・・・」
「二回目めっちゃ長いねんな。」
「は?」
「ちゃんと付き合うてな。」
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