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再会。5
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すぅーと何かが触れた気がする。それが何かわからないが頬から順に触れ首に触れそして唇。
そこで止まり唇に何か当たった感触したが覚醒時ではない悠哉にはわからない。
「ん…」
感触で目が覚める。目を開ければ天井が見え、今何時だと考えると時計を見ようと起きようとした時─。
「あ、起きた?ぐっすり寝てたね、もう昼だよ。」
いつから居たのかベッドの脇に座る御子柴くんが居た。
「えっ…!?」
びっくりしてベッドから落ちそうになる所を御子柴くんがすかさず助けてくれた。
「あ、ごめんなさい…」
「いや、いいよ。驚くよね、転校生の俺がここにいんだもん。君、休み時間戻って来なかったから心配で様子見に来たんだけど気持ちよさそうに寝てるからずっとここに居たんだ」
あ…笑うと綺麗だ。その笑顔が誰かに似ていたが思い出せない。
「あ、あのさ名前…教えてくれないかな?クラスメイトだし友達になりたいなって。いいかな?」
「あ、えっと…ぼ、僕は金山悠哉…です」
「あはは、そんな固くならなくていいよ?俺は、御子柴空良。空良、でいいよ。悠哉、よろしく」
手を出されてどうしたら解らなくておどおど感たっぷりで空良くんを見る。
また、空良くんが微かに笑う。
「友達のしるし。はい、手」
空良くんは僕の手を取ると自分の手と僕の手を重ねて握手をする。
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