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お店回り 2
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秋乃side
ウロウロと歩いていると、
キラキラと光るガラス細工の前で止まって見ている。
白は気になるみたいで動かない。
仕方なく、声をかけてみるとやっぱり気になっていて
中に入ってみようかなと思った。
「あの店気になる…?」
「なんか、キラッてしたの…。あれ何…?」
「ガラス細工だよ〜。入ってみる?」
「うん」
中に入ると、辺りを見渡して楽しそうだった。
いつまで経っても見ているだけなので
一つとって手渡してあげると、恐々した様子で
一歩後ろに下がってしまった。
「そんな怖がらなくても…」
「だって…、壊れそ……」
「そっか…。これ、オルゴールなんだって」
パカっと蓋をあけると、綺麗な音が流れ出す…
しばらく聞いていると白が、ゆっくりと近づいてきて
中を覗き込んでしばらく固まった。
それからじーっと、何が楽しいのかずっと見ている。
「これ、欲しい〜?」
「…いいの?」
「うん。いいよ〜」
「欲しい…、お部屋飾るの…」
オルゴールを一つ購入した後、お店を出る。
他にも色々なものがあるから
白の好きなものを探してあげよと思った。
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