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相沢明弘さんの仕事までむりやりついて行って電話していた彼の様子に話しかけた。
電話が途中で切れていてその電話番号を見てわかったのはそれを掛けて来たのは椿だということ。
でも知らないふりをする。
「今の電話、誰からなの?」
「…」
「ま、いいじゃん別にさ。気にしないで。 間違い電話じゃない?」
「もう一回掛け直します。」
何か引っかかるのか、もう一度掛け直そうとする。
「…掛け直さないで。」
「どうして…「だって今から仕事だし、スタッフさんが呼んでるよ。」
要はニコッと笑って相沢を説得する。
明弘はしょうがなさそうに仕事に戻った。
「椿なんか嫌いだ。あんなやつ…」
「あれ?秋原要さんじゃん、もしかして明弘についてきた?凄いねーその熱意。」
相沢明弘のマネージャーの藤原拓海が要の方まで歩きながら話す。
この人読めない。
自分の明弘にある下心に気づいているようだ。
要は普通に笑顔で話す。
「だってかっこいい姿見たいもんね〜」
「ふーん。ま、確かに明弘の仕事姿はかっこいいと思うよ。でもあんまり邪魔にはならないようにね。」
「うん。仕事では邪魔しないよ。」
でもプライベートのことは邪魔するから…
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