アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
.
-
アルベールが昼食を持ってシエルの部屋へ戻ると、シエルは幸せそうな顔でスピスピと寝息を立てて眠っていた。
シエルはベッドの真ん中で少し小さく丸まっていたが、シャツが捲れて臀部が曝け出されており、そこから伸びるすらりと細い脚はまるで陶器のような肌だった。
アルベールは思わずその肌に自らの手を滑らそうとするが、もう少し寝かせてやろうと伸ばしかけた手を引っ込めた。
シエルの寝顔は普段よりあどけなく、少し開いた口や安心したように垂れる眉がより一層可愛さを引き立てていた。
アルベールが指をシエルの手に持っていくと、にぎにぎと握って微笑んだ。
「………調子狂うな」
苛立ちをどこにぶつければいいか分からず、今日もシエルを抱き潰して誤魔化そうとしていたのにこのザマだ。
まんまとシエルの可愛さに魅了されたアルベールは、ふにふにとシエルの唇を触りながら怒気を発散した。
「んぅ……、アル……様?」
「起きたか?」
シエルがもぞもぞと動き出すのを確認してから、アルベールは目隠しをとってまた後ろからシエルの視界を塞いだ。
「んー……」
「ほら、昼飯食うぞ」
寝起きでゆらゆらと揺れるシエルの肩を支え、またスプーンに食事を乗せて口に運んだ。
食べ終わるとすぐに眠ろうとするシエルに、アルベールは質問をした。
「おまえ、クライトマンと寝たよな」
「エル?……寝た?」
「セックスしたのかってことだよ」
「……………」
申し訳なさそうに口を閉じるシエルは肯定したも同然で、アルベールはやはりエルヴィドと会わせるわけにはいかないと再確認したが、シエルはグイッとアルベールの服を引っ張った。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
97 / 280