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お礼を
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いつ会えるかな…。
恋する乙女みたいな考えをしながら、俺はいつもの帰り道を歩いてた。
「あ、弥月くん!」
「あ!黒瀬さん!」
そんなこと考えてたらまたばったり出会った。
いや、少女漫画とかの偶然って、あるもんだな…。
「久しぶり」
「お久しぶり…です」
あー…やっぱりこのイケメンの顔と優しいオーラがヤバイ。
何がヤバイかよくわかんないけど、とにかく心臓がドキドキする。
「光くん、元気?」
「あ、もうガーゼとかしなくても大丈夫なくらいになりました」
「それはよかった」
「あ、あのお礼…」
「お礼?ああ、ほんとにいいよ?」
「でも」
お礼したい。俺がしたい。
黒瀬さんは少し考えて、あっと思いついたらしい。
「じゃあ、俺ん家来ない?」
「へ?」
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