アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
鋭い幼馴染
-
次の日目が覚めて、俺は自分でドン引きするくらい一人でニヤッとしてしまった。
俺、黒…玲と付き合ってる。
好きな人と付き合ってる。
そんな風に考えただけで顔が緩んでしまう。
「お兄ちゃん!にやけてるヒマあったら朝ごはんつくって!」
「あー、はいはい。何がいい?」
「目玉!」
朝早い葉月は俺たちが起きる時間には既にいないから、朝ごはんの担当は俺になる。
簡単なものしかどうせ作らないし作れないけど。
フライパンに二つ卵を落として目玉焼きを作る。
俺の横で楽しそうに目玉焼きが焼けるのを見てる弓月。
「近づきすぎると危ないぞ」
「はぁーい」
「弓月、パン焼いて」
「はーいっ」
食パンを出して、レンジに二枚いれて焼き時間を3分に設定してる弓月を横目に、目玉焼きが焼けたから皿にあげ、そのまま肉とキャベツを適当に入れて野菜炒めを作ってしまう。
「チーンっていうの〜、チーンっ」
チーン
よくわからない歌を弓月が歌ってるうちにレンジが出来上がりを知らせる。
そのパンを皿にあげて、俺が焼き上げた目玉焼きを手でひょいっとパンの上に乗せる。
「パンできたのーっ」
「野菜炒めもできた。ほら、机に持って行って」
「ほいほ〜いっ」
いつもの朝ごはんを食べながらテレビを見ていたら、ふと弓月が俺を見てることに気づいた。
「ん?」
「お兄ちゃん、弓月のこと好き?」
「?好きだよ」
「ふーん。弓月はお兄ちゃん大好き!」
ふいに笑顔でそんなことをいう弓月。
何この子、天使…!?
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
39 / 65