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ケータイリズム
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黒尾さんは僕の恋人だ。
そう…
そのはずだ
あの夜、体育館倉庫でお互いの気持ちを知って、いい感じになって次の日を向かえたのに、
最近やけに黒尾さんが静かだ。
目を合わせると瞬発的に逸らされるし、
話しかけようとするとサラッと逃げられる。
<<別に、全然寂しくなんてないし>>
そう、嘘をついた
ピピピピッ
ケータイのアラームがなる
止めた時に画面が見える。
<<今日もLINEの通知はなし…か…>>
家族、部活の人、山口。
必要最低限の連絡しかとらない僕のケータイは、まだ一度も通話機能を使ったことがない…
僕のケータイは、メールが送られてくる時のほんの少ししかならなくて、
着メロを流してはくれなかった
<<ま、慣れてるしいいけどね>>
そんなことを考えながら、朝を向かえた。
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