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きょとん、としたその表情が新鮮で、その原因は自分にあるというのに目が離せないでいると、
「え、ぁ……! まき、さん……っ、まって、まだ……ぁ」
ぐ、と奥まで一気に貫かれた。
途端に押し寄せる圧迫感と快感に意識が飛びそうになる。
「……っ……なんでそう、煽るかなぁ」
「ふ……?」
「ううん、こっちの話。……そんな風に思ってくれて、有難うね」
彼が小さくこぼした言葉が聞き取れなくて小首を傾げると、優しく頭を撫でられる。
冷たい手。けれど、昂ぶって火照る身体にはちょうど良い温度が彼から伝わってきて、心地いい。
ふっと息を吐くと、合わせるように吐息を漏らす相手が、自身の前髪をかき上げながら、目を細める。
「……動いていい?」
主導権は彼にあるのに、あくまでもこちらに合わせてくれる彼は、やはり優しい。
「はい。……俺を、壊してください。牧さん」
彼の背に腕を回して、そう応じる。
ヒトによく似た体温と受け入れる熱量を全身で感じて、満ち足りた気持ちで意識を手放した。
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