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寮生活のはじまりです 5
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場所は移り、寮長室。
ソファー座るよう促された。
「凛は流石だな…アイツの扱い上手いな」
「本当に優雨さん大丈夫でしょうか?」
「いつものことだから大丈夫。さて!本題に入るよ。玲依君はどこまで寮のことについて知ってる?」
「間取りと部屋割についてです」
「了解。そういや、自己紹介ちゃんとしてなかったな。俺は、寮長の浅乃 空叶(アサノ クウト)だ。何か困ったことがあったらいつでも聞きに来て」
「はい。宜しくお願いします寮長さん」
「本当、礼儀の正しい子だな」
手を伸ばして頭を撫でてくれる。
「そうだ。今、お茶入れるから」
「いえ、お構いなく」
「いいのいいの。ココア飲める?」
「はい」
暫くすると甘くていい香りが鼻孔をくすぐった。
「はい。どうぞ」
「ありがとうございます」
「どういたしまして。さて、飲みながらで構わないから話進めるね」
手渡しされたマグカップは温かくて、少し緊張していた心が解かされるような気がした。
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