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夏樹家①
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「いやぁ、久しぶりねぇ…最後に来たのがいつだっけ?」
と夏樹さんは苦笑しながら瑠璃に聞く。
「えーっと、春休みかな?」
「あら〜そんなに前だったっけ?」
「うん!…そういえば、兄さん達は?」
瑠璃は夏樹さんをまじまじ見ながら聞く。
「あぁ、遼河はお仕事、満留は大学に行っているわ」
「そうなんですね!」
「にしても、瑠璃、叶多君」
「「はい?」」
「あなた達、本当に友達だけ?」
「「え?」」
「付き合ってるでしょ、あなた達!」
「…っ!」
夏樹さんはニヤニヤしながら2人を見ている。
叶多は真顔なのに対し、瑠璃は明様に顔に出ている。
「やっぱり♪」
「な、なんでわかったの?!」
瑠璃が食い入るように夏樹さんに聞く。
「ふふ、秘密♪まぁ、ヒントと言えば、遼河が月斗さんと付き合い始めた事かしら」
「え?!月斗さんと兄さん付き合い始めたの?!」
瑠璃から驚きの声が上がる。
「ええ、知らなかったの?」
夏樹さんも驚きの声を上げる。
一方の叶多は何のことを言っているのか分からず、二人のやり取りを見ている。
「あぁ、叶多君は分からないわよね!月斗さんは、遼河と同じ職場の人なの。私や瑠璃もお世話になっていてね」
夏樹さんは優しく微笑みながら叶多を見ている。
「そうなんですか。」
「それで?2人は何処までやったの?」
ニヤニヤしながら夏樹さんは二人の顔を交互に見る。
「っ!夏樹さん!」
瑠璃が顔を真っ赤にしながら夏樹さんを見る。
しかし、叶多は動じず、
「ええ、最後までやりました。可愛い声でないてましたよ、瑠璃」
「叶多まで!」
「あらー、見てみたいわ〜」
冗談混じりに叶多に言う。
「少しなら良いですよ」
ニッコリ笑い、瑠璃の方を見る。
「え?!か、叶多?まさかだけど…」
最後まで言わせずに自分の唇と瑠璃の唇を重ねる。
「ん…っ、…あっ…んぅ…」
叶多は瑠璃の少しあいた口に自分の舌を入れる。
夏樹さんは『あらま!』という感じの顔で二人のキスシーンを見ていた。
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