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龍哉さんに新しいピアスやブレスレットやネックレスなど選んでもらい買って貰った
「こんなに…貰ってばかりで…俺、何して返したらいい?」
「そんなのいい…お前が居なくならなければ十分だ」
お店を出て他の店を眺めながら歩いてると二人組の女の人が現れた
「お兄さんたち買い物ですか?」
と声をかけられた
甘ったるい匂いが広がり嫌な感じがした
「私たちと一緒に遊びませんか?」
いつの間にか京介さんと龍哉さんの腕に絡み誘っていた
嫌だな…
俺はその空間に居たくなくて後ろに下がった
「おい、どこに行く気だ?蓮」
腕を掴まれ制止させられる
「えっと、俺…邪魔でしょ?」
「そうそう…その子置いて四人で遊びましょうよ」
女の人もそう言うし居ない方がいいだろう
「ふざけんな…お前らが邪魔だ」
「そうそう、早くこの腕どけてくれない?」
そう言って京介さんは腕を振りほどいた
「きゃっ」
先ほどまで穏やかな雰囲気だったのに一気に冷たい口調と表情に変わり雰囲気も刺々しくなった
「俺たち今蓮くんと買い物楽しんでるからさ…邪魔しないでくれる?」
「お前らのせいで蓮がまた逃げたらどうしてくれるんだよ」
龍哉さんは低い声で威圧した
見る見るうちに女の人たちは青い顔になって逃げていった
京介さんもあんな雰囲気になるんだな…
いつもニコニコしてるからちょっと怖いと感じた
「蓮くんもう大丈夫だよ」
「…」
「あれ?怖かった?…ゴメンね?俺、媚び売ってくるやつ嫌いでさ…蓮くんにはそういう顔しないから大丈夫だよ?」
「蓮…こいつはそういうやつだから、わかってやってくれ」
「相澤よりはマシだと思うんだけどな」
「どういう事だ?」
「だって、普段無表情なお前が怒るとより怖いし、オーラで人を殺しにかかってるっていうか…本気でキレたら周りの奴らなんか即死でしょ」
「それに比べたら俺なんかまだかわいいもんだよ」
…確かにそうかもしれないな
龍哉さんが本気でキレたら…
考えただけでも怖い
でも、顔は無表情だけど…雰囲気が優しいというかたまに笑う顔がすごい好きだ
また笑ってくれないかな…
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