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あれから、会長と柳は部屋の前まで送ってくれた。しかも、朝も教室の場所わかんないだろうと柳が迎えに来てくれるらしい。
「じゃあ、また明日来ますね」
「おぉ、ありがとな」
ピィ、ガチャ
俺は、認証を済ますと部屋の中に入った。
うおっ、なんか廊下長くね?とりあえず、一部屋一部屋見ていくか。
玄関入ってすぐの扉がお風呂場か?洗面台、脱衣所に浴槽シャワーか。うん、なんか、1人で使うのにはもったいないと思えてしまうな。次の扉が物置にリビングに一番近いのがトイレか。
そして、リビングから行ける部屋は三部屋ですべて同じくらいの広さ。
台所は、リビングと同じところにあって冷蔵庫にIH、レンジ…うむ、1通りは揃ってそうだな。
俺は背伸びをすると、リビングに置いてあるソファーに座り、スマホを取り出すと父さんに電話をかけた。規則的な発信音の後に、少し不機嫌なもしもしがという声が聞こえてくる。
「どうした、なにか嫌なことでもあった?」
『黙れ』
あ、これは完璧に欲が溜まってるな。
「はぁ、なんで不機嫌なの?風俗でも行っていつも通り発散すれば?」
『ぐっ、ダメだ。俺はもう決めた』
「は?まさかとは思うけど…」
『そうだ。お前んとこの理事長だ』
「もしかして、理事長が言ってた体張ったって…」
仕事の手伝いをさせられたわけじゃなくて、父さんのストレス発散のために殴られた?
『あぁ、惚れてしまうくらい最高だった』
「は?惚れてしまうくらい最高だった?何が!?」
『は?』
「え?」
なんだこの重たい空気と沈黙は…
『え、SEXに決まってんだろ?』
……………………っ!
「せせせせせ、SEXってどうゆうことだよ!?」
『は?』
「SEXなど、好きになった者同士がするものだぞ!ほ、惚れる前にするなんて卑劣だ!!」
『……クエダ、俺はどこで可愛い息子の育て方を間違えたんだ?』
ケータイ越しに父さんがクエダに聞いた。待って、そこにクエダがいるのか!?こんな卑猥な話してるなんて、クエダに引かれてしまわないか?
しかし俺の小さな心配は要らないものだった。ケータイ越しにクエダの綺麗な声が聞こえてくる。
『はは、清光がそういうのを近づけさせなかったんだろ。大体、高校生にもなってエロ本の1冊も持っていないのは可笑しいぞ?』
クエダの口からエロ本って単語を聞くことになるなんて!!
『ぐっ、だって可愛い可愛い一人息子だぞ?汚したくないだろ?』
『まぁ、確かに一理あるが、真っ白いクリーンな心を汚したい気持ちもある』
「父さん、クエダ、何の話してるんだ?」
『特に、それでなんの用事だったんだ?』
「あ!そうだ。なんでいきなり、体育祭に来るなんて言い始めたんだ?」
『は!分かりきったことだな。聖に会いに行くんだよ。あと、お前にもな』
「むっ…理事長と、せ、SEXをやるにしても両者の合意の元にやらなければフェアーな関係じゃないからな!」
『両者の合意の元……ぷっ!おまっ、我が息子ながらさっきからいつの時代のやつだよ!お前は武士にでも転職したのか?』
『清光、君の育てかた一つだ』
『はは、そうだあ…チッ、一樹悪いが切るぞー』
「あ、あぁ、じゃあな」
『あぁ』
ピィ、プゥープゥープゥープゥー
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