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お風呂 2
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「しのぶ…っ」
「ん………ふっ、あっ…」
次の瞬間、あーちゃんの唇が僕の唇を塞ぐ。
僕、あーちゃんとキスしてる…?
それは僕の思い描いていた甘くて優しいキスなんかじゃない。
余裕が無いような荒々しいキス。
僕の初めてを奪われてしまった。
「あーちゃ…んっ……」
先輩達に触られた時は気持ち悪くて怖かったのにあーちゃんのキスは気持ち良くてふわふわする。
初めてのキスがあーちゃんで良かった。
ファーストキスは好きな人としたかったから。
あーちゃんが涼さんを好きになってからは諦めてたんだけど…
一つの夢が叶って、嬉しくて涙が落ちる。
「しのぶ…泣くな、ごめん。」
あーちゃんが僕の涙をみてパッと手を離す。
あーちゃんが離れていっちゃう。
「やっ……」
僕は咄嗟にあーちゃんの手を掴む。
離れないで。
抱きしめて欲しい。
我が儘なのは分かってる。
あーちゃんには好きな人がいて、僕じゃダメなんだって分かっていても今だけは…
「あーちゃん、行かないで…」
「…っ、そんな顔しやがって。どうなっても知らねーぞ。」
あーちゃんは僕のからだの泡を適当に流すとバサッとバスタオルを投げてくれた。
「早く上がってこいよ。覚悟があるなら、続きをやってやる。」
「う、うん…」
続きって…そう言う事だよね?
これからの事を考えてドキドキしながら体を拭いた。
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