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谷戸くんとのことがあった日から数日が経った。
あれからほぼ毎日と言っていいほど谷戸くんから嫌がらせを受けていた。
谷戸くんは常に5人ほどを連れてわざとらしく僕の陰口を言うのだ。
僕が歩いていると足を引っ掛けてきたり、教室をわざと汚して僕がやったのを見たと先生に言いつけたり、カバンを捨てられたり。
しかし僕は表情があまり変わらない。
そんな僕が谷戸くんはとても気に食わないようだった。
金城くんは僕を心配してずっと一緒にいてくれる。
登下校も、休憩時間もずっと。
昼休憩中は、食欲の無い僕は食堂に行かずに毎日中庭で時間を潰していた。
その時ばかりは金城くんには食堂に行ってもらっていた。
ずっと僕に付き合わせるのは申し訳ないから。
最初は食欲が無いなら仕方が無いと言っていた金城くんも、最近になって少しは食べないと体に悪いからと食堂に誘ってくるようになった。
それでも僕は断り続けていた。
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