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66 ※R18
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「……侑太郎?」
「……口でなら、してやってもいい」
「え、」
俺も同じ男だから、わかる。衝動を我慢するのは、相当の精神力がいる。
だから、ほんの少し、奏英に譲歩してもいいかもしれない。
「で、も……嫌じゃないの?」
「黙ってろ」
どちらかといえば、嫌に決まってる。
でも、お前だから、我慢するんだ。
戸惑う奏英のズボンを下ろし、緩く立ち上がったそこに触れる。久しぶりに見る奏英のものはやっぱり大きくて、同じ男であるがゆえに、やっぱり抵抗感があった。
そんな思いを振り払い、勢いで奏英のものを頬張る。フェラなんて、もちろんしたことない。精の匂いに必死に耐えながら、奏英のものに舌を這わせる。
「っ……侑太郎……」
「ッん、む……っ、ん、ん……」
流石に喉奥まで入れるのは抵抗があって、おずおずと半ばまでを頬張るのが精一杯だった。
それでも奏英は感じてくれているようで、頭上で熱い息を吐く奏英の声が聞こえた。
……俺、今までこんな大きいもん挿れられてたのかよ。マジで、女より拡張されてんじゃねえの……?
「っは……ゆうたろ……いい、すごく、気持ちいい……」
ああ、でも、もうしばらくやってねぇから閉じてるかも。もう入んなかったりして。その方が、いいけど。
……つーか、すげえ、頭熱い。口から奏英の熱が移ってきたのか。
もっと奥まで入るかな。苦しくない、程度に……。
「っは……ぁ、……侑太郎、いく、いく……!」
「がっぁ、えぅ……ん、ンン!」
口の中で膨張して脈打つそれに、咄嗟に口を離そうとした。しかし、奏英の手に後頭部を押さえつけられ、必然的に喉奥まで先端がめり込む。
「ンンぅッ……!」
そして、大量の精が吐き出された。
苦しくて目の前がぼやける。必死に奏英の服にしがみつき、離してくれないことに苛立ちながら精を強制的に飲み込まされる。このままだと、胃の中が奏英の精液でいっぱいになってしまうような気がした。
最後の一滴まで出し終えると、満足したのか、奏英はハッとして俺から手を離した。
「ごっ、ごめん! 苦しかったよね」
「ッゲホ……ぅ……めちゃくちゃ、出しやがって……」
口の中が、気持ち悪い。
慌てて舌を突き出してみるが、精液は一滴も流れてこない。全て胃の中に出されたのかと思うと、かなり気分が悪かった。
すると、奏英の顔がどんどん青ざめていく。
「ああ……本当に、ごめん……。侑太郎、お願い。嫌いにならないで……」
「…………は?」
「お願い! もっと我慢するから! もうこんなことさせないから、お願い、離れないで!」
「ちょ……っ」
状況を理解する暇もなく突然押し倒され、このまま絞め殺されるのではないかというほど抱き締められる。
「かな、え……!」
「もっと、もっと我慢するから……っ」
「…………」
奏英の悲痛な声に、さっきまでの苛立ちなんてすぐに吹き飛んでしまう。
俺からフェラするって言ったのに、今更こんなことで嫌いになるわけねぇだろ……。
……それに、俺だって、人のことは言えない。
奏英の震える肩に、手を回す。
すると、奏英はゆっくりと顔を上げた。
「……嫌いになんねぇから……安心しろ」
「っ……ほんと、に?」
「ああ……。それと、我慢し過ぎて辛いなら……今度からちゃんと言え」
え?と聞き返し、困惑する奏英の脚に、自分の脚を巻きつける。
それから、奏英の頬を流れる涙を拭ってやった。
「たまになら……俺も、我慢するから」
俺も、随分と嘘が上手くなったもんだ。
でもこうでも言わないと、俺は奏英に体を許せない。自分から「したい」だなんて、きっと死んでも言えないから。
熱で火照った体を全部、目の前の男のせいにして、驚いた顔をする奏英に唇を重ねた。
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