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イヤホン騒動
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~玲依(13歳)の出来事~
【P36:登校2日目にして遅刻しました…】
それは、僕がまだ春輝さんと一緒に暮らし始めて間もないときのこと。
お家に居る時は基本的独りだった。
僕が寂しくないようにと僕にイヤホンと音楽プレイヤーをプレゼントしてくれた。
「玲依~」
そして僕はその音楽プレイヤーで音楽を聴くのがマイブームになり、
1日中音楽を聴いて過ごしていたのだった。
「れーい。玲依ってばー」
周りの声など聞こえる訳もなく、リズムに合わせて足をパタパタさせたりしていた。
「…………」
「春輝、家でやるって言ったから早く帰ってしたんでしょうが、それなのに手が進んでいませんよ。仕事しなさい、仕事!」
「桜~玲依が反抗期だよ…足パタパタさせて可愛いけどさ!俺のこと完全無視だよ…」
「可愛いいからいいじゃないですか。はい、この書類からお願いしますよ」
そんな会話も僕は知らずにいた。
でも、それまでは良かったんです。
それまでは…
そして事が起きたのは、2人が休みで家に居た時のことだった。
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