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四人目
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「な、んで…」
出雲は言った。自分はイルを忘れた事はなかった。なのにどうして。
「アンタ、最低な事してるって分かってんの?そーいう真似、アンタに似合わない!」
イルはそう言った
「ボクもアンタを忘れた事はないよ。でももう忘れる」
「イル!!」
「アンタはあの人を選んだんだ。ボクを探すよりも、あの人を。
だったら最後まで愛してみろよ!ボクに後悔させてみろよ!」
性悪のボクが、「ああ、もっと早くに再会できればよかったのに」って
「ボクが性格悪いの、アンタが一番よく知ってんだろ!
ボクと正反対でいい人じゃんか、お似合いだよ」
「……イル」
「何を騒いでいるの」
ロゼッタが部屋から出て来た
「…マスター、ごめんね」
イルはへらっと笑った。
「まあ…、大体分かっているからいいけれどね」
ロゼッタはカグラの方を向いた
「カグラさん、彼が"イル"です」
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