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第2話
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風呂からでると、携帯のブザー音が部屋に鳴り響いていた。もし、大雅ならすぐに出ないと怒られてしまう。
下着のまま急いで携帯を手に取る。
「もしもし」
「もしもし、真尋?俺だけど、あ、奏汰だけど。」
電話をかけてきたのは大雅ではなく、同じクラスの阿井奏汰だった。
阿井は、入学早々真尋の席に来てマシンガンのように喋ったかと思うと、真剣な顔つきで友達になろう、と言ってきた少し変わったヤツで多少お節介なところもあるが、一緒にいて嫌な思いをしたことは無い。
「阿井か。なに?どうしたの?」
「真尋が行きたいっていってたバンドのライブのチケット、明日は用事が入っちゃっていけないからって従兄弟からもらってさ!もし明日予定空いてるなら一緒にいかない?」
「まじ!?行きたい!明日は…」
明日…明日…急いでカレンダーを確認する。
よし、何も無い。
「何も無い!行ける!」
「おぉ!やったじゃん!!じゃあ、駅の南口に10時集合な!楽しみにしてるわ!」
「わかった、俺も楽しみにしてる!」
そう言うと阿井がクスクスと笑う声がした。
「なんだよ、なんで笑ってんの?」
少し不機嫌そうに聞くと
「いや、真尋が楽しみそうにしてるのいいなぁって思ってさ…、まぁ、俺も本当に楽しみにしてるから!じゃ、また明日な!」
と一方的に電話を切られた。
俺が楽しみにしてるのがいいって…。
アイツ本当に変わり者だよなぁ…。
そう思いながらまだ履いていなかったズボンを取りに行くため洗面所に戻ろうとすると目の前に大雅が立っていた。
「びっくりした〜….、おかえり、昼ごはんど…っ!?」
そう問いかけ終わったか終わってないかに大雅の拳がみぞおちにめり込んだ。
あまりに衝突な出来事に頭が回らずよろりと壁にもたれかかる。
「なぁ、今誰と話してた?」
間髪入れずに顔を強く殴られたかと思うと次の瞬間、胸ぐらをぐっと捕まれ壁に押し付けられる。
「お…な…じクラス、の友達…」
「へぇー。なに、明日どっか行くの。」
「う…ん、でも…遅くならないから…」
「ふーん。じゃあ今日はたっぷりヤらせてもらうわ。」
そう言うと性急に真尋の下着に手をかけると肉棒を後孔にあてがい一気に貫いた。
「ゔっ…ぁ…い…さっきも…さっきもやった…!!」
「あ?うるせぇよ」
そう冷たく言い放つと頭を床に押し付け、両手首を後ろでまとめると腰をどんどん推し進めてきた。
「ぬ…ぬい…ぬいてっ!!」
「感じてるくせに何言ってんだよ」
快感に慣らされてしまったこの体では痛みもすぐに気持ちよく感じてしまう。
奥をゴツゴツと突かれ、あらぬ声が口から漏れ出し、より快感を求めて自然と腰が揺れる。
「エッロ…。前も後ろももうグズグズじゃん。そんなに気持ちいい?」
「そんな…っことなぁっ…」
「あるって。まぁそんな真尋も好きだけど。愛してるよ真尋。」
愛おしいものを見るような瞳で優しく囁かれればもうなにも考えられなくなる。
結局そのまま流され何回も中出しされた挙句風呂場でそれを掻き出そうとしているとそこでまた何回も中に出された。
クタクタになって風呂場で動けないでいると着替えを済ませた大雅が着替えを持ってきてくれた。
「何、疲れちゃったの?」
喘ぎまくってもう声も出ない。
首を大きく縦に振った。
「しょうがないやつだね、真尋は。抱っこして連れてってやるよ、今日殴りすぎてごめんな、痛かった?」
そういってよしよしと頭をなでられるとふわっと持ち上げられた。その手が心地よくて大雅の胸に頭をすり寄せた。
「だい…じょうぶ…。」
「ん。じゃあ一緒に寝るか。」
「え…ね…またやる…の?」
もうこれ以上は流石に体が持たない。
不安げに大雅を見つめると「そこまで絶倫じゃねぇから」とケタケタと笑った。
「まだ昼だけどたまにはゆっくりしようぜ。ほら。」
そう言って大雅はベッドの奥に俺を優しく置いて隣にドスンと寝っ転がった。
「…おやすみ真尋。」
しばらくするとすーすーと寝息が聞こえてきた。
大雅も疲れているんだろう。
真尋の方に多くかかっていた布団を横にずらす。
ぼうっと天井を眺めているとなんだか急にどっと疲れを感じ「おやすみ」とつぶやいて大雅の額にキスを落としゆっくりと瞼を下ろした。
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